聖岳 (12座)
- dwv1957
- 2024年12月31日
- 読了時間: 2分
更新日:1月2日
こんにちは、24年度主将のNo.787幸田です。
今回は、残雪期の南アルプス深南部にある「聖岳」の投稿です。
こちらもOG岩田(No.758)さんの活動になります。
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5月4日~5日にバリエーションルートである聖岳東尾根に登りました。
椹島ロッジに前泊し、4時起床、4時30分に出発しました。
入り口が非常に難しく少し苦戦しましたが、とりつくことができました。


バリエーションルートとはいいますが、踏み跡や登山道が思っているよりあり、難なく登ってゆきます。
急登に次ぐ急登。汗をかきながら登ります。
天候に恵まれ、尾根に上がると富士が一望できます。


雪がまだまだ残る人の入らない残雪の山は、すでに夏の訪れを予告しており、匂いは夏山そのものでした。

山頂直下の美しく伸びた一本の尾根を登ります。
なんとも心地よかった、、、
13時35分 聖岳山頂
ここから先の兎岳避難小屋を目指します。
避難小屋までの道が困難でした。
急な斜面をトラバースするのですが、何より雪が悪かったです。
雪が全くない道もあるのでアイゼンの着脱を何度も行いました。


16:00避難小屋にようやく到着。
雪の悪さ、ルートの難しさ、長さに満身創痍でした。


次の日は赤石を目指す予定でしたが、天候が荒れるため、降りることにしました。
3時起床、4時出発。
兎岳に登り、聖岳から小聖岳を経由し、聖沢登山口におります。




山の特性上、地盤が弱く、風化と土砂崩れが止まらない南アルプス。
登山道はひどく崩壊していました。

登れるのも時間との問題だと感じます。聖岳の岩壁は見事でした。
登山者は我々以外おらず、渋い登山を楽しみます。

16時30分ようやく聖沢登山口付近のテント場に付き山行を終えました。
2日連続の12時間におよぶ山行に心身共に充実した遠征となりました。
文責:No.758 岩田 佳恵
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